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初心にかえり 新たなる一歩を

ロータリーの新年度になりました。

昨日と今日では時間の流れに何ら変わるところはないはずですがやはりものの初め、私にとりましてはガバナーと云うことでかなり緊張した思いで7月を迎えました。

今年度のラビンドランRI会長は『世界へのプレゼントになろう』(Be a gift to the world)とテーマを掲げました。

最初に「gift」が「present」に変わったことについてお伝えします。

欧米では「gift」の方が[神からの贈り物]という意味まで含む広い意味での「贈り物」ですが、日本では「present」の方が上質感があるという事で、訳す時に「gift」を「present」としたそうです。

テーマの説明はインドの物語を例に出して話されました。 テーマを要約しますと次のようです。

「我々は命や愛 その他の多くのものを与えられて今まで生きてきました。また我々は多くの知識や才能、仲間の協力による力を持っています。それらをロータリーを通じて地域社会や世界に贈り返そう。贈り返すという行為を目指すのではなく、我々が行う行為全部が地域社会や世界への贈り物になれるような高潔性、思いやりのあるそして多様性のある人間になろう」

そして「皆さんの立場でこれが出来るのは一年だけです」という言葉が続きました。

さて、2820地区の今年度のテーマは   『初心にかえり 新たなる一歩を

ポールハリスに、なぜロータリーを始めたのですかと、質問すると「淋しかったから」と答えたという話は有名です。
ご承知の方が多いかと思いますが、ポールハリスは家庭に恵まれせんでした。

父親が仕事に失敗し、幼い時から祖父母に育てられましたが、多くの友を得、素晴らしい自然の中で育ちました。
やがて弁護士になり、故郷を遠く離れたシカゴで弁護士を開業します。

しかし、親類や友人から遠く離れ、結婚もしておらず、非常に淋しい思いをしていました。
彼の表現を借りると
“Desperately lonely ひどく淋しかった” と言います。

週日は仕事で気がまぎれる、しかし週末は特に淋しかったと言います。田舎から出てきて友人もおらず、いわば都会砂漠のシカゴでさびしい思いをしているものが大勢いるに違いない。そういう人たちでクラブを作ったら素晴らしいのではと考えたのです。

そして、数年後の1905年に、最初のロータリークラブを結成。

ロータリークラブが友情だけの団体であれば、今日の大発展はありません。
ロータリーの本質は慈善ではなく、倫理を大事にする団体です。

“サーヴィス” は邦訳の “奉仕” よりはるかに概念が広く「人のためになる行為全体を指しています。」

ポールハリスが大切だと思っていたことは、一つは寛容の精神、あと一つは職業分類です。近年これが崩れさろうとしています。

さらに、最近のロータリーは財団の資金を運用した活動が中心になってきているようです。また、諸手続きが「クラブセントラル」を通してのペーパーレスに変わってきています。「RI会長賞」の第一条件は「クラブセントラル」への入力でもあるのです。

しかし、ロータリーの運動や基本理念は変わっておりません。
「ロータリアンは、ロータリーの集まりをなぜ楽しめるのか?それは、ロータリーでは、会員同士、形式主義的なものを脱ぎ捨て、自然な(natural)態度に帰って、お互いに交流できるからだ」

以上の理由で『初心にかえり 新たなる一歩を』とのテーマにしました。

RI第2820地区会員の皆様、当然のことではありますが、「一日、一日をしっかり生きなくては」とあらためて思念しております。
皆様と共に手を携えて歩んでいきたいと存じます。ご支援ご協力をよろしくお願いいたします。

2015-16年度地区目標
  1. 公共イメージと認知度の向上
    ⇒ クラブホームページの拡充
    ⇒ ロータリー情報館の活用
    ⇒ 職業奉仕の強調と中核的価値観の推進
  2. クラブのサポートと強化
    ⇒ 会員の増強と維持
        会員が49名以下のクラブは少なくとも1名の純増
        会員が50名以上のクラブは少なくとも2名の純増
    ⇒ オンラインツールの利用
        My Rotaryへのアカウント
        ロータリークラブ・セントラルの入力
    ⇒ クラブの中長期目標の策定
  3. 人道的奉仕の重点化と増加
    ⇒ 地元と海外の地域社会で成果のあるプロジェクトを生み出そう
        ・地区補助金の活用:全クラブ
        ・グローバル補助金の活用:次のロータリー重点分野に関連する事業
         平和と紛争予防/紛争解決 (特別月間  2月)
         疾病予防と治療      (特別月間 12月)
         水と衛生         (特別月間  3月)
         母子の健康        (特別月間  4月)
         基本的教育と識字率向上  (特別月間  9月)
         経済と地域社会の発展   (特別月間 10月)
    ⇒ ポリオ撲滅(END POLIO NOW)
        ポリオには治療法はなく、予防だけが可能な病気であることを認識しましょう
  4. 青少年や若きリーダーの支援
    ⇒ 地区奨学生(地区補助金の奨学生)の募集
    ⇒ インターアクト・ローターアクトクラブの活性化
    各クラブで青少年奉仕委員会が一生懸命活動をしていますが、各ロータリークラブには活動内容がよく分かっていませんので、是非とも卓話に呼んで皆さんにその状況を知らせていただきたいと思います。
  5. ロータリー財団への支援
    ロータリー財団寄付 1人 $150以上
       (財団年次基金 $130以上 ポリオ・プラス $20以上)
       ベネファクター($1,000)各クラブで1名以上
  6. 米山記念奨学会への支援
    米山記念奨学会普通寄付金はもとより
      米山記念奨学会特別寄付 1人 25,000円以上
       (普通寄付5,000円以上/特別寄付20,000円以上)